将棋タイトル経験者 (現役)を調査! [八大タイトル]

将棋
ほねほね
ほねほね

こんにちは!

今日は元大学院生のほねほねが現在の将棋界をリードしている、タイトル経験者 (現役) について調べてみました!

将棋を見るのが好きという方などの参考になればうれしいです。

タイトルについて

タイトルについて

2022年9月現在、将棋のタイトルは竜王、名人、叡王、王位、王座、棋王、 叡王、王将、棋聖の8個あります。

竜王戦

竜王戦 (主催:読売新聞社) は2022年度で第35期を迎えます。

優勝賞金はタイトル戦で最高の4400万円です。

名人戦とともに別格のタイトルと位置付けられており、竜王、名人を同時に獲得すると「大二冠」とも呼ばれます。

通算7期獲得、もしくは連続5期獲得で永世竜王の資格を得られます。

現在は渡辺明名人 (通算11期、連続9期獲得)と羽生善治九段 (通算7期獲得) のお二人が永世竜王の資格を持っています。

名人戦

名人戦 (主催:毎日新聞社、朝日新聞社) は最も歴史の長いタイトル戦で、2022年度で81期を迎えます。

竜王戦とともに別格のタイトルです。

通算5期の獲得で永世名人の資格が得られます。

現役棋士では、谷川浩司九段 (通算5期)、森内俊之九段 (通算8期)、羽生善治九段 (通算9期)の3名が永世名人の資格を持っています。

王位戦

王位戦 (主催:新聞三社連合) は2022年度で63期を迎えます。

特別協賛におーいお茶が入っており、おーいお茶杯王位戦とも呼ばれています。

通算10期、もしくは連続5期の獲得で永世王位の資格が得られます。

現役棋士では、羽生善治九段 (通算18期、連続9期)が永世王位の資格を持っています。

王座戦

王座戦 (主催:日経新聞社) は2022年度で70期を迎えます。

通算10期、もしくは連続5期の獲得で名誉王座の資格が得られます。

現役棋士では、羽生善治九段 (通算24期、連続19期) が名誉王座の資格を持っています。

叡王戦

叡王戦 (主催:不二家)は2022年度で7期を迎えます。

永世称号については未定です。

比較的新しいタイトル戦で、第三期からタイトル戦に格上げされました。

これまでに、高見泰地七段、永瀬拓矢王座、豊島将之九段、藤井聡太五冠が獲得されてきました。

棋王戦

棋王戦 (主催:共同通信社) は2022年度で48期を迎えます。

連続5期獲得で永世棋王の称号を得られます。

これまでに、羽生善治九段 (連続12期獲得)、渡辺明名人 (連続9期獲得) の二名が永世棋王の資格を持っています。

王将戦

王将戦 (主催:スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社) は2022年度で72期を迎えます。

72期では、綜合警備保障が特別協賛にはいり、ALSOK杯王将戦となりました。

通算10期獲得で永世王将の称号を得られます。

これまでに、現役棋士では、羽生善治九段 (通算12期獲得) が永世王将の資格を持っています。

棋聖戦

棋聖戦 (主催:産経新聞社) は2022年度で93期を迎えます。

2018年からヒューリックが協賛にはいり、ヒューリック杯棋聖戦と呼ばれています。

通算5期獲得で永世棋聖の称号を得られます。

これまでに、現役棋士では、羽生善治九段 (通算16期獲得)、佐藤康光九段 (通算6期獲得) のお二人が永世棋聖の資格を持っています。

現在のタイトル保持者

藤井聡太八冠

2024年3月現在、竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖の八冠を保持している、藤井聡太八冠です。

現在20歳で、2020年度に初タイトルの棋聖を獲得されています。

その後、王位、叡王、竜王、王将、棋王、名人、王座も獲得され、通算20期タイトルを獲得されています。

歴代最多連勝記録、史上最年少タイトル獲得、史上最年少九段などの記録を次々と更新しており、これからどれだけ多くの記録を作られるか注目です。

また、藤井八冠が対局中に注文したおやつ (ぴよりん) が世間で爆発的な人気を集めるなど将棋界だけでなく世間が注目する棋士であられます。

羽生世代

羽生世代

通算99期タイトルを獲得されている羽生善治九段と同世代の棋士を羽生世代と呼ぶことがあります。羽生世代(ここでは羽生九段と同学年もしくは一学年上)の先生たちも見ていきましょう。

  • 羽生善治九段 (通算99期タイトル獲得、竜王7期、名人9期、王位18期、王座24期、棋王13期、王将12期、棋聖16期)
  • 佐藤康光九段 (通算13期タイトル獲得、竜王1期、名人2期、棋王2期、王将2期、棋聖6期)
  • 森内俊之九段 (通算12期タイトル獲得、竜王2期、名人8期、棋王1期、王将1期)
  • 郷田真隆九段 (通算6期タイトル獲得、王位1期、棋王1期、王将2期、棋聖2期)
  • 丸山忠久九段 (通算3期タイトル獲得、名人2期、棋王1期)
  • 藤井猛九段 (通算3期タイトル獲得、竜王3期)

タイトル獲得1期でも本当に長い道のりで大多数の棋士はタイトルを獲得できず引退するということです。

しかし、羽生世代の先生たちは3期以上獲得されている棋士が6人もおられます。

数年前までタイトル戦では常に羽生世代の先生たちが登場しており、現在でもタイトル戦挑戦者決定戦などに進出される方も多く、これからもタイトルを獲得されていくことが期待されます。

タイトル獲得経験者 (現役)

タイトル獲得経験者

(2024年3月3日修正)

  • 羽生善治九段 (通算99期タイトル獲得、竜王7期、名人9期、王位18期、王座24期、棋王13期、王将12期、棋聖16期)
  • 渡辺明九段 (通算31期タイトル獲得、竜王11期、名人3期、王座1期、棋王10期、王将5期、棋聖1期)
  • 谷川浩司九段 (通算27期タイトル獲得、竜王4期、名人5期、王位6期、王座1期、棋王3期、王将4期、棋聖4期)
  • 藤井聡太八冠 (通算20期タイトル獲得、竜王3期、名人1期、王位4期、叡王3期、王座1期、棋王1期、王将3期、棋聖4期)
  • 佐藤康光九段 (通算13期タイトル獲得、竜王1期、名人2期、棋王2期、王将2期、棋聖6期)
  • 森内俊之九段 (通算12期タイトル獲得、竜王2期、名人8期、棋王1期、王将1期)
  • 久保利明九段 (通算7期タイトル獲得、棋王3期、王将4期)
  • 郷田真隆九段 (通算6期タイトル獲得、王位1期、棋王1期、王将2期、棋聖2期)
  • 豊島将之九段 (通算6期タイトル獲得、竜王2期、名人1期、王位1期、叡王1期、棋聖1期、令和初の竜王、名人の同時保有者)
  • 永瀬拓矢王座 (通算5期タイトル獲得、王座4期、叡王1期)
  • 丸山忠久九段 (通算3期タイトル獲得、名人2期、棋王1期)
  • 藤井猛九段 (通算3期タイトル獲得、竜王3期)
  • 佐藤天彦九段 (通算3期タイトル獲得、名人3期)
  • 深浦康市九段 (通算3期タイトル獲得、王位3期)
  • 屋敷伸之九段 (通算3期タイトル獲得、棋聖3期)
  • 木村一基九段
  • 広瀬章人八段
  • 斎藤慎太郎八段
  • 菅井竜也八段
  • 中村太地七段
  • 高見泰地七段
  • 糸谷哲郎八段
  • 三浦弘行九段
  • 南芳一九段
  • 福崎文吾九段
  • 島朗九段
  • 田中寅彦九段
  • 高橋道雄九段
  • 塚田泰明九段
  • 桐山清澄九段
  • 中村修九段

(参照)日本将棋連盟

まとめ

まとめ

奨励会を突破してプロ棋士になることができるのは年4~6人ほどの狭き門で、さらにプロ棋士になってからも一定の成績を残さないと引退に追い込まれてしまうという厳しい世界の中で、タイトルを獲得された現役の先生方を紹介してみました。

これからも新しいタイトル獲得者や奪還者が出ると思うのでプロ棋士の先生たちの将棋の対局が楽しみです。

他にも将棋の記事を書いているので

などもぜひ見られて行ってください!

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