HSK4級 4ヶ月で251点取った方法! 勉強法や参考書[初心者]

教養
ほねほね
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こんにちは!

今日は大学院生のほねほねが大学生時代にHSK4級に合格するために行ったことを紹介します。

勉強時間4ヶ月で251点を取ることができました。

これから中国語を勉強しようと思っている方、HSKに合格したいと考えている方などの参考になればうれしいです。

HSKの紹介

まずは、HSKの紹介をしていきたいと思います。

HSKの魅力

HSKの3つの特徴として、

  1. 中国政府公認の資格
  2. 世界で最も受験者が多い
  3. 世界共通基準の資格

が挙げられています。

数ある中国語検定の中でも、中国政府公認で、世界で最も受験者の多いHSKの受験は魅力的だと思います。日本でも2018年には30000人以上の受験しているようです。

HSKの級について

HSKには筆記試験と口頭試験があります。おそらく多くの方が筆記試験を受けられると思います。

HSKの筆記試験は1級~6級まであります。1級が一番簡単で、6級が一番難しいです。各級の語彙量の目安は以下のようになっています。

  • 6級 5000語以上
  • 5級 2500語程度
  • 4級 1200語程度
  • 3級 600語程度
  • 2級 300語程度
  • 1級 150語程度

1,2級はリスニング、リーディングで、3~6級はリスニング、リーディング、ライティングを受けることになります。

HSK4級は300点中180点以上を取ると合格です。

口頭試験を受ける方は少ないと思いますが、一応載せておきます。

  • 高級 3000語程度
  • 中級 900語程度
  • 初級 200語程度

試験日程

試験はおよそ1ヶ月に一回くらいのペースで実施されています。

会場は大都市のみで開催されることも多く、地方に住まれている方にとっては大変です。東京、大阪、愛知会場はほぼ毎回開催されています。全国主要10~20都市での開催が3~4ヶ月に一回ほどあります。

受験料

筆記試験

  • 6級 9790円
  • 5級 8580円
  • 4級 7370円
  • 3級 6160円
  • 2級 4950円
  • 1級 3740円

口頭試験

  • 高級 7810円
  • 中級 6710円
  • 初級 5610円

いずれも2021年8月時点の情報です。

(参照) HSK 日本で一番受けられている中国語検定

HSK4級の紹介

次に、HSK4級の紹介をしていきます。

HSK4級は、「幅広い範囲について、中国語を母語とする者と流ちょうに話すことができる」ことが求められます。

1200語程度の常用単語と文法知識を習得が求められています。

大学の第二外国語における第二年度後期履修程度の学習が目安とされているようです。

ほねほねは合格してから、HSK4級に合格するために、「中国語を母語とする方と流ちょうに話せる」ほどの実力は必要ないと思いました。

リスニング、リーディングは特にすべて選択式なので気負いすぎる必要はありません。

リスニング

HSK4級ではまずリスニングから問題が始まります。

リスニングは約30分間で、第1部分~第3部分に分かれています。

第1部分は、10問で、一つの短い文章が問題用紙に書かれています。

放送で問題文が読まれ、問題用紙に書いてある文章が正しければ✓、間違っていれば×を解答用紙に書きます。

第2部分は、15問で、A,B,C,Dの4つの選択肢が問題用紙に書かれています。

放送で2人の短い会話が読まれます。最後に問いかけの文が読まれるので、その問いに当てはまる選択肢をマークします。

第3部分は、20問で、A,B,C,Dの4つの選択肢が問題用紙に書かれています。

放送で比較的長い会話が読まれます。最後に問いかけの文が読まれ、問いに当てはまる選択肢をマークします。

第3部分の後半では、1つの会話から2問分の出題となっているので、注意が必要です。

また、リスニング全体を通して、会話や問題が流れるのは1回だけなので、聞き逃さないように注意が必要です。

リーディング

リーディングも第1部分~第3部分に分かれています。

第1部分は、5問×2の10問です。

5問ごとに、A~Fの選択肢が用意されており、例題で一つ選択肢が使用されます。

残った5つの選択肢から問題文の空欄に当てはまる選択肢をマークします。

第2部分も10問です。

1問ごとに、A,B,Cの3つの文が用意されており、それらを並び替えて意味の通る文を作ります。

第3部分は20問です。

問題文の文章が1~4文ほど書かれています。

その下に問いかけの文が書かれており、問いにある答えを選択肢のA,B,C,Dから選びます。

第3部分の後半は、1つの問題文で2つの問いかけの文が設置されているので注意が必要です。

ライティング

ライティングは、第1部分と第2部分に分かれています。

第1部分は、10問で、単語や短い語句が順番バラバラで問題文に書かれています。

それらの単語や短い語句を並び替えて意味の通る文章を作ります。

第2部分は、5問で、1問ごとに写真と単語が載っています。

その写真を見て、載っている単語を用いながら意味の通る文章を自分で考えて書くという問題です。

ほねほねのHSK4級勉強法

次に、ほねほねが実践したHSK4級勉強法を紹介します。

使った参考書

使った参考書は3冊で、アスク出版の合格奪取! 新HSK1~4級 単語トレーニングブックと、合格奪取! 新HSK 4級 トレーニングブック [読解・作文問題編]、株式会社スプリックス, 国家漢弁/孔子学院総部の中国語検定HSK公式過去問集4級 2018年度版を使用しました。

(左) 合格奪取! 新HSK1~4級 単語トレーニングブック (中) 合格奪取! 新HSK4級 トレーニングブック [読解・作文問題編] (右) 中国語検定HSK公式過去問集4級 2018年度版

勉強過程

ほねほねは試験4ヶ月前から勉強しました。勉強過程としては、

  1. 単語トレーニングブックを用いて1200語一通り目を通して大体の発音や意味を見ておく
  2. 単語をあまり覚えられていない状態だが、読解・作文問題編に取りかかる
  3. 読解・作文問題編を一通りやる間も毎日単語を覚える
  4. 読解・作文問題編を一通り終わったら、次は3つのSTEPの内容について1STEPごとにしっかり覚えていき、練習問題の正答率を上げる
  5. 接続詞や副詞は忘れやすかったので自分で紙にまとめる
  6. 公式過去問集を繰り返し解くとともに毎日寝る前に不安な単語文法を見直す、2日に一回はリスニングをする

といった順番でやっていきました。6項目めのところを2ヶ月ほどやっていました。

単語について

単語トレーニングブック音声が無料でダウンロードできるので、正確な発音を聞くことができます。 ほねほねとしては、単語ははっきり正確なピンインが分からなくても声に出してみるのが覚えやすいと思います。

単語トレーニングブックだけで、HSK4級の試験にはほぼ完ぺきに対応できると思います!

日本語と同じ漢字が使われていても読み方が全く異なっていたりするので、覚えるのに時間がかかりました。

しかし、日本でも漢字を使用しているということもあり、読めないけどなんとなく意味は分かるといった単語も多いと思います!

文法について

最初に単語を覚えつつ、いきなり読解・作文問題編をやろうとしていました。

しかし、読解・作文問題編はピンインが載っていないページも多く、漢字とはいえ意味が分からない単語も多かったのである程度単語に触れてから読解・作文問題編で文法を勉強しました。

単語と同様に、文法も一回覚えたと思っても時間がたつと忘れていってしまうので、毎日読解・作文問題編を読むことを心掛けました。

読解・作文問題編は、単語の穴埋め、単語の並び替え、自由作文、文章の並び替えと実際の試験に対応した練習がSTEPごと、UNITごとにできるので特定の出題項目のみ勉強したいというときにも便利でした。

リーディング、ライティングに関してはこの本だけで合格点を取れます。

リスニングについて

ほねほねとしては、一番リスニングに苦労しました。

中国語はとても早口に聞こえて、聞き取りづらかったです。

試験直前2ヶ月前くらいから公式過去問集のリスニングを2日に一回はするようにしましたが、本番でも不安でした。

リスニングは全て選択式なので、選択肢に載っている単語が読まれたらその選択肢を選ぶといった感じで解答していきました。

結果として、本番では良い点を取ることができました。

結果

結果は、リスニング88点、リーディング89点、ライティング74点の合計251点合格でした!ライティングの自由作文のところが減点が大きかったのかなと思います。

結果は点数のみが分かり、自分がどこを間違えたのかはわかりません。

得点者分布が載った紙とともに試験後約2ヶ月で合格証が送られてきます。

ネットでは試験後1ヶ月ほどで結果を確認することができます。

まとめ

日本で暮らしていると漢字を使用するのでリーディングは一番点が取りやすいと感じました。

ライティングも文法をマスターすると書けるようになってくると思います。

リスニングが個人的には一番大変でしたが、定期的な練習で慣れることが大事だと思います。ぜひ頑張ってください!

ほねほねは学生時代の体験として、

なども書いているのでぜひそちらも見られて行ってください!

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